お悩み・疑問点

パチンコ店のアルバイト店員は遊戯台の設定(出る台)を知ってるの?

どうも、元パチンコ店員のゆうです。

パチンコ店でアルバイトをしてみたいんですが、アルバイト店員って出る台とか知ることってできるんですか?スロット台の設定変更とかアルバイトにやらせてもらえますか?

こんな疑問に答えます。

パチンコ店の店員は出る台をどこまで知っているのか。

これはお客さんからしても気になるところですし、筆者もこの業界で働く前は「釘とか叩けるのかな?設定変更とか任されるのかな?」っと興味津々でした。

僕はパチンコ店の店員歴が3年ありますので、その経験をもとにお話していきます。

この記事では、パチンコ店のアルバイト店員は遊戯台の設定を把握しているのか?ということと、アルバイトをしている時に直面し得る問題点を述べていきます。

パチンコ店のアルバイトは設定を把握しているのか


結論から言いますが、アルバイトは全く把握してないですし、することもできません。

パチンコの釘も触れないし、スロットの設定変更なんて絶対にさせてもらえません。

断言してもいいくらいありえないです。

パチンコの釘の調整も、スロットの設定変更も全て店長クラスの人間かそれに近い役職者しか行うことのできない責任を伴う仕事だからです。

ですので、アルバイトはどれが良い台、出る台、設定が良い台かなんて知るよしもありません。まぁ当たり前です。

アルバイトがそんなこと把握してたら、簡単にばらされてしまいます。

「設定」をバラすと訴えられて莫大な賠償金が発生する可能性がある

筆者が働いていた時に店長にこんな質問をしたことがあります。

ゆう
ゆう
設定って誰かにばらして、それが会社にバレたりしたらどうなるんですか?

っと。

そしたら、

めっちゃやばいよ。超大変なことになる。民事・刑事両方で訴訟を起こされて、莫大な損害賠償を請求される。多分一生働いても払うのきつんじゃないかな。

っと言っていました。

毎日設定を任されていた店長曰く「出る台」をリークすることは重罪とのことです。

だからこそ、設定変更を出来るお店の店長などには責任があるんです。

故に責任能力がないアルバイトには絶対にこの「設定」は任されないですし、わからないようになっています。

むしろ、わからないようにしてくれるのはありがたいことです。

もしも設定を知ってしまい、魔がさして外部にリークしたりしないようにするための配慮と取ることもできます。

店長がサクラを雇って儲けるという不正

設定を知っている店長が裏で仲間にこっそり設定の良い台を教えて、たっぷり勝たせて後で分け前をもらう。などといった不正を行ったという事例もあるようです。

店長と言っても人間。

中には魔がさして金に目がくらんでしまう方もいるようです。

ですが先ほども言ったように、もしお店の上層部やオーナーなどにバレてしまったら首が飛ぶどころじゃ済まないです。

その後の人生を棒に振るにことになるので、やるとしても相当リスキーです。

でも、アルバイトならあまり変なことを考えず、普通に働いていれば問題ありませんから普通に働きましょう。普通に!

お客は全員知っている!っと思ってる

お客さんの中には、誤解をしていたり、こちらに言いがかりをつけて来られる方もいらっしゃいます。

お客さんのよくある誤解
  • 店員は全員「出る台」を知っているって思い込んでる
  • ニヤニヤしているのは負ける台に座っているから

店員は全員「出る台」を知っているって思い込んでる

もちろんお客さん全員ではないですが、結構こういう思い込みをされる方は多いです。

お客さんの中には、たまに「出る台どれ?」っと聞いてくる方がいらっしゃいます。

冗談で聞いてくる方が多いので、筆者は「さて~どれでしょう(笑)探してみて下さい!」っと言ってたんですが、心の中では「それわかってたらあなたじゃなくて友達に内緒で教えるわw」って思ってましたね笑。

っとこのように冗談で言って来るお客さんならいいんですが…中には、真面目に言ってくる方もいらっしゃいます。超まれですが…。

本当は知ってるんでしょ?教えてよ。今月この店で30万も負けてんだからさ~

っとしつこく聞いてきます。

そんな時は…

ゆう
ゆう
いやーお客様…それを私が本当に知ってて、教えたとしたら大問題になりますよ?私もお客様もお店から訴えられて損害賠償もんですよ。

っと、こういうわからずやには正論をぶつけてやります。

そう言うとぷく~っと頬を膨らませてどっか行ってしまいます…。

損害賠償の件については先ほども申し上げた通り、事実そうなります。

まぁこれは筆者も3年間店員やってて、数えられるくらいしか経験ないですが、出る台なんて気軽に教えられるような代物ではないんですよね。

ちょっと考えれば、当たり前のことですが…。

でも大抵のお客さんは、おふざけで「ねぇねぇ店員さん!どの台が出るのよw」っとノリで言ってくるだけが多いです。

ニヤニヤしているのは負ける台に座っているから

もう一つ厄介なケースがあって、パチンコ店のバイトは多くの店では、仕事中は笑顔でいることが求められます。

そこで、あるお客さんが大負けした時にこんなことを言われたことがあります。

ちょっと!ねぇ!8万も吸い込まれたわよ!私がこの台座った時にあんたニヤニヤしてたよね。この台が出ないって知ってたから、見てて笑ってたんでしょ!ふざけんじゃないわよ!金返せ!

いや、知らんがな…って感じです。

はい、完全な被害妄想であり、言いがかりです…。

店員は仕事の一環で笑顔じゃないと上司から怒られますから、お客さんには笑顔じゃないといけないんです。

まぁお客さんは懐をかなり痛めてしまってイライラしてますから、攻撃的になってしまうんでしょうけどね。

っと、こんな誤解をよくされますが、いち店員が「負ける台」なんてわかるはずもありません。

こういった理不尽な言いがかりをされることもごくたまにあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

お店が出す台、出さない台を決めていることは確かですが、それは外部に漏らしてはならない重要な情報です。

それをいちアルバイトの人間が知ることは決してないです。筆者としても、その方が助かります。

下手に出る台を知ってしまったら人間はきっと魔がさして教えたくなるでしょう。

仲間に教えて後で分け前を貰うなどといったズルをしてしまうものです。

お店側がアルバイトに設定を教えないのはそうしたズルをさせないための配慮と言えます。

アルバイトである以上「出す台(設定の良い台)」を知ることはまずありえないと思いますが、万が一知ってしまったとしても絶対口外せず、心の奥深くに封印しておきましょう。

パチンコはお金が絡む遊びなので、どうしても必死なお客さんに絡まれたりもします。

誤解されたり、言いがかりをされたりしても、仕事の一環としてそこは我慢です。接客業である以上、どうしてもこういった問題を消すことはできません。