パーソナルシステムというパチンコ店の設備を聞いたことはありますか?
簡単に説明すると、パチンコ台、スロット台の1台1台にその台専用の計数機が付いていて、お客さんが玉やメダルを出すとお客さん自身で簡単に計数出来るシステムのことです。
このパーソナルシステム導入店で働く場合、パチンコ店のアルバイトはとても楽になります。
もくじ
【ドル箱交換無し】パーソナルシステムのメリット
ドル箱の交換や運搬が無くなるこのシステムはホール従業員にとっては神様みたいな設備です。
パチンコ玉ってすごく重くてホール従業員にとってはドル箱の交換や運搬ってめちゃくちゃ体力仕事なんですよね。
- 勤務中は精神状態を良好に保てる
- 腰に優しいので安心して働ける
- お客さんにも簡単に使えて便利
勤務中は精神状態を良好に保てる
パーソナルシステムを使わないお店の場合、ドル箱の上げ下ろしと、お客さんが遊技を終了する時に計数台までドル箱を運搬してそこに全ての玉を流すという作業が必要になります。
単純作業ではありますが、この仕事がパチンコ店の従業員にとってはかなりの負担です。
体力的、時間的、精神的にもです。
忙しい時間帯になると流しラッシュの時間が来ます。
流しラッシュ=遊技を終えるお客さんが一気に押し寄せること。
流しの作業は以下の通りです。
- お客さんの玉を全て計数台まで運搬
- 玉を流す
- レシートや会員カードをお客さんに渡す
この一連の動作が必要になるのですが、この作業が立て続けにくるとかなり大変です。
最低でも数分くらいはかかりますし、大量の出玉の場合10分以上かかる場合があります。
大型店でお客さんが着いているお店だとこれが一気に10人以上とか来ることがあります。
すると従業員の手が回らなくなるんですよね。
ホール従業員の人数にも限りがありますし、他のお客さんの対応にも追われているので、全員で計数の仕事をするわけにはいかなくなります。
お客さんから計数を依頼されている場合も、大当たりしてドル箱を交換して欲しいお客さんからは「箱を変えてくれ」っと次々呼び出しされまくります。
なので、計数作業に集中するスタッフとドル箱交換に集中するスタッフでちゃんと手分けして臨機応変にこなしていく必要があります。
流しラッシュ中は次々と玉の計数を依頼されますのでちゃんとお客さん一人一人にお断りを入れます。
このように言ってお待ちいただきます。
インカムもフル活用して他のスタッフと連携していきますので、毎回頭を使います。慣れていてもこの場面は結構ピリピリモードです。
パーソナルシステムはそういったことを全て無にしてくれる神みたいなシステムです。
お客さんに呼ばれる時の8割以上はドル箱交換(上げ下ろし)か計数なので、その作業がなくなるだけでホール従業員の負担はかなり軽減されます。
もちろん流しラッシュとも無縁です。ピリピリモードで仕事せずに済むので、精神的に大分楽に仕事が出来ます。
腰に優しいので安心して働ける
パチンコ店のホールで働いていると腰を痛める可能性があります。
特にパチンコ玉は結構重くてドル箱1箱いっぱいで約10kgくらいあります。
勤務中にギックリ腰になって動けなくなってしまった方も過去にいましたので、腰への負担は思ったよりもあります。
パーソナルシステムはドル箱の上げ下ろしや運搬などは一切行いませんので、腰痛持ちの方でも安心して働けます。
お客さんにも簡単に使えて便利
お客さんが出した出玉はパチンコ店の場合、玉が専用のレールを通って計数口に運ばれてその場で計数されます。
スロットの場合は台の横にメダルを流す穴があり、その口にメダルを流し入れると計数されていきます。
自動計数された玉やメダルはその店だけで使えるカードで管理されていて、計数された玉は自由に引き出して使うこともできますし、台の返却ボタンを押せばそのお店の中で使えるカードが出て来るので、そのカードを持って他の台に移動して遊ぶことも出来れば、景品カウンターに持って行って景品と交換することも出来ます。会員カードを持っているお客さんの場合は貯玉して翌日以降もその玉を使って遊技が出来ます。
お客さんにも優しいし、混雑中にドル箱交換や計数の時に待たせることもないので、ホール従業員とお客さんどちらにもストレスフリーなシステムです。
パーソナルシステム導入店のデメリット
ホール従業員にとって神様みたいなパーソナルシステムですが、メリットもある分、このシステムの導入店にはデメリットも出て来ます。
- 特定の台だけ出玉アピールをするお店がある
- 従業員の数がかなり減るため競争率が高い
特定の箇所だけ出玉アピールをするお店がある
これはどういうことかというと、パーソナルシステムは確かにホール従業員にとっては嬉しいシステムですが、お店としては出玉のアピールが出来ないことがデメリットに感じるようです。
詳細な出玉の数は台ごとに付いている画面に表示されているのですが、お客さんとしてはお店の中を見て、パッと見の印象で「この店は出ていないな」「お?この店出してるじゃん!」っと思いたいわけです。
パーソナルシステムを使っていると…
「この店は出ているのか出ていないのかわからない!もしかしたら出さないからこんなシステム使ってんじゃね?」
っと思われてしまいかねない…
そうやって、客を逃がすことを嫌うお店の場合、パーソナルシステムは使うけど出玉をアピールしたい機種はノーマル仕様にしている場合もあります。
そういうお店の場合、出玉の上げ下げや、流しの作業があるのでホール従業員であるアルバイトに負担が行きます。
とはいえ、全てノーマル仕様のパチンコ店と比較しても大分楽ですが。
従業員の数がかなり減るため競争率が高い
ドル箱の上げ下ろしと計数作業がないだけで、アルバイトの仕事はかなり減りますので、従業員の人数もごく少数で済みます。
なので、そのお店のアルバイトの採用人数も少なくて済むので働ける確率は低くなりがちです。
しかも、パーソナルシステム導入店の方が楽だということは皆なんとなくわかっていますので、結構競争率が激しいかもしれません。
パーソナル導入店の見つけ方
筆者もパーソナル導入店で働いたことがありますが、めちゃくちゃ楽でした。このタイプお店には求人情報に以下のようなことが書かれていることが多いです。
- 重たいドル箱運び無し
- 出玉は全て自動清算
- 当店はパーソナルシステム採用
などなど。非常にわかりやすい言葉で書かれているのですぐにわかると思います。
求人情報を見る時の参考にしましょう。
まとめ
- ドル箱の上げ下ろし、計数の仕事がないので、ピークの時間帯でもバタバタせず精神的に落ち着いて仕事ができる。
- ドル箱の運搬が無いので、腰痛持ちの方にも優しい。
- お客さんにも扱いやすいシステムで、混雑時でも待たせることもないので、お客と従業員どちらにも優しい。
- お店としては出玉アピールができず、お客から見ても出ているお店か出ていないお店なのかがパっと見で判断できない。
- お店によっては出玉アピールのため、人気機種や看板機種にはノーマル仕様のシステムにしているお店がある。そのため、ホール従業員に負担が行く。
- お店としては従業員の数をかなり抑えることができるため、採用人数はごく少数で良い。そのため、競争率が激しくなる。