本サイトはプロモーションが含まれています。

基礎知識

パチンコ店のアルバイトの仕事内容【開店前~閉店後の流れ】

パチンコ店の仕事内容について教えて下さい。具体的な流れとかが知りたいです。

この記事で詳しく回答していきます。

筆者はパチンコ店で3年、全部で8店舗で働きました。

細かい部分のやり方はお店ごとに違いがありますが、大まかな部分は一緒です。

本記事では、パチンコ店のアルバイトの仕事内容の開店~閉店までの流れを解説します。

パチンコ店のアルバイトの1日の仕事の流れとしては下記の通りです。

  • 開店作業
  • 営業開始~営業終了
  • 閉店作業

パチンコ店の勤務は早番・遅番の交代制が主流です。

早番は開店作業~夕方まで遅番は夕方から閉店作業終了までとなっています。

お店によっては昼から夜までの中番という当番を採用しているところもあります。

それでは解説していきます。

開店作業

ゆう
ゆう
開店作業は早番の仕事で、お店の営業時間の1時間~2時間前くらいに始まります。朝、制服に着替えたら、朝礼後開店作業に取り掛かります。
開店作業の仕事内容
  • お客さんの整列
  • のぼりやポスターなどの設置
  • 遊技台点検
  • 軽い清掃

お客さんの整列


ある程度人気のお店だと朝、お店の前にお客さんがずらーっと並んでいます。

整理券を使うお店が多いと思いますので、整理券を持っているお客さんを優先に整列させます。

人気店だと100名単位で並びますのでかなり大変です。お客さんの整列だけでも、結構エネルギー使います。

のぼりやポスターなどの設置


店内やお店の外などに新台の告知や、お店の販促物を設置したりします。

販促物はパチンコ台1台1台につけたりすることもあって、台数の多いお店だと結構大変です。

遊技台点検

パチンコ台やスロット台に異常が無いかどうかの確認です。

鍵が開いていないかとか、どこかの部品が壊れていて正常な遊技が出来ない状態じゃないかとか、前日の大当たりがそのまま残っていないか?などです。

前日の大当たりが残っている場合など、パチンコでは確率変動と言いますが、その台はすぐに大当たりをしてしまう状態になっています。

確率変動とは…パチンコ用語で、略して確変(かくへん)。

パチンコは玉が特定の穴に入るとルーレットが回転します。台によってそのルーレットの何回に1回大当たりするかの確率が決まっています。

通常だと1/300とかの確率が確変中は1/20とかになり大変当たりやすくなっている状態。

確変に入る条件は台ごとで異なる。

つまり、お客さんにとっては非常に美味しい台なんですがお店にとっては損失を生むだけ台になってしまいます。

簡単に大当たりをされてしまったらお店は損をすることになりますから、これは至急リセットしなければいけません。

なので、パチンコ台やスロット台を見てそういう台に気づけるようにならないといけないのもパチンコ店のアルバイトの仕事の一つです。

店内清掃


お客さんを迎えて快適に遊技を楽しんでもらうために、店内を掃除します。

時間もあまりないので、そんな大掛かりな掃除はしませんが、お店によっては、パチンコ台の窓拭きをするところもあります。

パチンコ台の窓はガラスなので、内側と外側にガラスクリーナーを吹きかけて全台布で拭きます。

大きめのホールだと数百台って台数がありますから、結構重労働だったりします。

清掃スタッフがいるお店だと、その方たちがやってくれたりしますが、そうでないともれなくアルバイトに仕事が回って来ます。

営業開始~営業終了

ゆう
ゆう
営業が始まったら本格的にお仕事開始です。地域により営業時間の違いはありますが、大体12時間以上の営業をします。早番は夕方まで、遅番は営業が終わるまで、中番は営業時間中はずっと仕事です。
営業時間にやること
  • お客さんの入場
  • ホール業務
  • カウンター業務
  • 頭取り
  • 駐車場点検
  • 早番と遅番の引継ぎ
  • お客さんの打ち止め

お客さんの入場

営業時間になったら整列させたお客さんに順番に入店してもらいます。

入場の時に早く遊びたくて、お目当ての台に走っていくお客さんがいたりしますので、「走らないで下さい」っと注意したりします。

昔のパチンコ店は走って台をとるのも全然ありだったんですが、今はどこも走るのは禁止しているお店が多いと思います。

ホール業務


パチンコ店アルバイトのメインの仕事です。

ホール業務の説明は長くなりますので、下の記事にまとめてあります

パチンコ店のアルバイトのメイン【ホール業務の内容】 こんな疑問に答えますね。 パチンコ店のホール業務は、アルバイトのメインの仕事です。 それだけにやることも覚えることも...

カウンター業務

カウンターは、遊技を終えられたお客さんに景品を渡す場所です。

お客さんが、玉やメダルを計数してレシートやカードの形で持ってきますから、それを受け取って、お客さんが獲得した出玉に応じた景品を渡します。

カウンター業務は主に女性が入ることが多いです。

男子アルバイトがやることはかなり稀で、僕もやったことはありません。男子でもベテランになったら教わるかもしれませんが、それでも稀です。

女子アルバイトでも必ずやるわけではなく、向いていない子にはやらせないことが多いです。

お金に関わる景品を扱うので、お店から適任だと判断されないと任されない仕事でもあります。

頭取り


これは近隣店の稼働調査の仕事です。

自分が働いているお店の近くのパチンコ屋さんに出向き、その店で遊技している人の数を数えて、専用の用紙に数を記入したりします。カウンターを持って、そのお店のすべての台を調査します。

パチンコ店の激戦区の場所なら全てのアルバイトがやることになります。

郊外店など、調査にいくのに車がないと不便なお店の場合、車通勤のアルバイトの特権になることが多いです。

移動時間中も時給が付くので、忙しいホールで働いているより楽かもです。

駐車場点検


不審車両がないかなどの点検をしますが、一番見るべきなのは、車の中に子供が置き去りにされていないかどうかです。

親が車内に子供を置き去りにしてパチンコにハマり、そのまま死なせてしまったという悲しいニュースをたまに聞きますよね。

あれの対策のために子供がいないかなども見るように僕は教わりました。

早番と遅番の引継ぎ

夕方になると、遅番の方が出勤してきますので、引継ぎ事項を伝えてバトンタッチします。

パチンコ店ではその日その日でホール従業員の配置決めをしますので、遅番と引き継ぐ時に早番の人が同じ配置になった遅番の人に、早番の時間帯にその配置で何か問題があったら、ちゃんと伝達してあげます。

「〇〇番台のお客様、相当怒っていますから、気をつけて下さい。」など、お客さんに関する情報だったりをシェアします。

パチンコ店はお金を賭けて遊ぶ場所なので、負けが込んで来たお客さんは当然カッカ来てます。

扱いにも注意しないと大噴火することもありますので、こういう情報は結構大事だったりします。

お客さんの打ち止め


パチンコ店にはハウスルールで遊技終了時間が決められています。

その時間になったらお客さんには遊技を止めていただかないといけません。

遊技終了時間になったら「その大当たりで終了になります。」っという形でお声かけをします。

その際、大当たりが続いているお客さんで「まだ打っていいでしょ!」っとごねる方がいます。

聞き分けの良い方はすんなり従ってくれますが、頑固な方はまぁ辞めないんだわこれが。

他にも10名以上は対応をしなくちゃいけないので、その方だけ見ているわけにもいかないんです。で、自分の持場に残っているお客さんの打ち止めの声かけが終了してごねた方を見てみると…

まだ打ってやがる!!こんなことがよくあります。

そういうごねる方の対処も結構大変ですが、辞めて頂かないといけないので、なんとか辞めさせるしかないです。

僕に権利があるなら、そういうお客には、
「今後一切当店の出入りを禁止に致します。」って言ってやりたかったですね。でも言ってはいけないんで結構イライラします(笑)

閉店作業

ゆう
ゆう
遊技終了時間になって、お客さんを全員退店させたら、閉店作業に入ります。
閉店作業の内容
  • ホール内点検
  • ホール内清掃
  • 新台入替作業

ホール内点検

ホール内に取り残されたお客さんがいないかをスタッフで手分けしてチェックします。

ホール内、休憩スペース、トイレなどにお客さんが一人でも残っていないか。

また、店内にお客さんの忘れ物がないかどうかなども見て回ります。

遊技台の点検もしますが、遅番の場合はこの点検が結構大事になります。遊技終了間際まで遊んでいるお客さんは大当たりが継続していることが多く、開店作業の時に説明した、確率変動の状態です。

つまり、すぐ次の大当たりが引ける状態になっていますので、リセットしなくてはいけません。

これを遅番の人が消し忘れると、早番の方に迷惑がかかります。

開店作業の時に気づければいいのですが、早番でも気づけずにお店をオープンしちゃった場合、その台に座ったお客さんはラッキーですが、お店としては大損です。

台にもよりますが、大当たり1回でもアルバイトの日給くらいにはなりますので、損失としては結構でかいんです。

ホール内清掃

閉店後のパチンコ店は非常に汚いです。

台周り、床など、お客さんが好き放題ゴミを放置していきますので、くまなく清掃します。

清掃専門のスタッフを雇ってくれているホールだと、アルバイトの代わりにやってくれたりもするのですが、そうでないホールだとアルバイトに全て任されてしまいます。

新台入替作業

パチンコ屋さんは不定期に遊技台を入れ替えます。

お店にもよりますが、大体2週間に1回くらいのペースであります。

パチンコ台やスロット台は非常に重量があるので、運搬するのが大変です。

アルバイトの男子スタッフには見事にその仕事が回ってきますが、僕が今まで経験したお店の中で1店舗だけ、アルバイトに新台入替に関わらせないホールがありました。

新台はウン十万とする高価なものなので、アルバイトには扱わせないお店もあります。

お店によっては新台の設置から試し打ちまでさせてくれるところもあります。

大型の入替作業の場合は朝までかかることもあり、遅番の場合だと深夜作業+残業代がついて時給50%もアップしますので、大変美味しいです。(めっちゃ疲れますが笑)

まとめ

開店作業の仕事内容
  • 店の外に並んでいるお客さんを順番に整列させる。
  • お店の看板やのぼりなどを設置する。
  • 前日の大当たりが残っていないか、遊技台に異常がないか、遊技台は全台施錠されているか確認する。
  • 綺麗な状態でお客さんを迎えるために、店内を綺麗に掃除する。
営業時間にやること
  • 整列されたお客さんを順番に入店させて、走って台取りしようとしたお客さんには注意する。
  • ホール業務(ドル箱の上げ下ろし・出玉の計数・遊技台トラブル処理・防犯・おつかいなどのサービス全般)
  • 遊技を終えたお客さんへ景品を手渡す業務。
  • 近隣店の稼働率の調査に伺う。
  • 不審車両、子供を放置してパチンコに興じている方がいないかなどの点検。
  • 早番と遅番の交代、連絡事項、引継ぎ事項があれば交代の際に伝える。
  • 遊技終了時間になったら、その時点で遊んでいるお客さんに打ち止めのお声かけをして、遊技を終了してもらう。
閉店作業の内容
  • 閉店後、ホール内にお客さんが残っていないか確認する。
  • お客さんの忘れ物がないかどうかの確認する。
  • その他不審物の有無などを確認する。
  • 大当たりが残っている台をリセットする。
  • 台周り、床などの清掃
  • 新台の入替があるときは、設置、試し打ちを手伝うお店もある。お店によってはアルバイトは新台入替には一切関わらないところもある。